活動概要
2025年5月11日、市原市で開催された「子どもの居場所フェスタ2025」に、八街IT・eスポーツ推進プロジェクトとして参加しました。
「子どもの居場所フェスタ」は、市原市を中心に子どもの居場所づくりに取り組む団体などが集まり、子ども・保護者・市民活動団体の交流を目的に開催されたイベントです。
当日は、講演・座談会、ワークショップ、企業ブース、保護者向けの個別相談会など、団体ごとにさまざまな出展が行われました。
八街IT・eスポーツ推進プロジェクトでは、参加団体の一つとして、eスポーツ大会「子どもの居場所フェスタ in いちはら杯」を実施しました。
また、同じブース内では、あれよめチャンネルによるトレーディングカードゲームの初心者向けレクチャー会・実況会も同時開催されました。ゲームを実際に遊ぶ人だけでなく、教わる、見る、話を聞くといった関わり方もできる場になっていました。
なお、PinaDigi(ぴなでじ)の名称は2026年6月1日から使用していますが、今回の活動は現在のPinaDigiにつながる、八街IT・eスポーツ推進プロジェクトとしての活動記録です。
| 活動名 | eスポーツ大会 子どもの居場所フェスタ in いちはら杯 |
|---|---|
| 実施日 | 2025年5月11日 |
| 時間 | 13:00〜16:00 |
| 会場 | ウエルシア・コミュニケーションセンターいちはら |
| 所在地 | 千葉県市原市南国分寺台4丁目1-1 ウエルシア市原国分寺台店 2階 |
| 内容 | 家庭用ゲームタイトルを使用したeスポーツ大会、予選、決勝トーナメント、表彰 |
| 参加費 | 無料 |
| 大会主催 | 八街IT・eスポーツ推進プロジェクト |
| 協力 | 一般社団法人子どものみらい開墾社(ナッツアップ?運営)、あれよめチャンネル、千葉市eスポーツ協会 |
当日の内容
今回の大会では、家庭用ゲームタイトルを使用し、予選と決勝トーナメントを行いました。
13時から約2時間をかけて予選を行い、参加者は当日発表の課題曲リストから好きな曲と難易度を選んでプレイしました。
予選では、スコアに選んだ難易度の数字を掛けたものを最終スコアとして計算し、ランキングを付けました。上位4名が決勝トーナメントに進出しました。
15時からは、予選上位4名による決勝トーナメントを行いました。1対1の対戦形式で、2曲の合計スコアにより勝敗を決定しました。
15時半からは、優勝者と準優勝者の表彰を行い、景品としてお菓子のバラエティパックをお渡ししました。
音楽ゲームを扱う大会だったため、操作する参加者が見る画面では遅延をできるだけ抑える必要がありました。そのため、プレイヤー用のモニターと、観戦用のプロジェクター出力を分け、OBSを使って会場で見やすい形に出力する構成にしました。
プレイヤーが遊びやすい環境を確保しながら、周りで見ている人にも大会の様子が伝わるようにするため、機材構成や画面出力の方法を工夫しました。
同じブース内では、あれよめチャンネルによるトレーディングカードゲームの初心者向けレクチャー会・実況会も行われました。eスポーツ大会とあわせて、デジタルゲームやカードゲームを通じて、子どもたちが遊びながら関われる時間になりました。
参加された方の様子
eスポーツ大会には、約20名の方が参加し、体験回数は約50回となりました。そのうち、大会エントリーは9名でした。
参加者は、就学前から小学校低学年の子どもたちが中心でした。兄弟で相談しながら曲を選び、仲良く遊んでいる姿も見られました。
会場内で初めて知り合った子ども同士が意気投合し、一緒に何度も練習する様子もありました。
また、前回の大会から楽しみにしてくれていた子どもも参加し、決勝トーナメントにエントリーしていました。
ゲームを通じて、初対面の子ども同士が自然に関わったり、同じ画面を見ながら応援したりする場面が生まれていました。

今回わかったこと
今回の活動では、子どもの居場所づくりに関わるイベントの中でも、ゲームやeスポーツが自然な参加の入口になることを確認できました。
- 大会形式にすることで、参加する人だけでなく、見る人や応援する人も一緒に楽しめること
- 就学前から小学校低学年の子どもでも、説明や練習の時間があれば参加しやすいこと
- 兄弟や初対面の子ども同士で、相談や教え合いが自然に生まれること
- 前回の体験が次の参加につながること
- 音楽ゲームでは、プレイヤー用画面と観戦用画面を分けるなど、機材面での配慮が必要になること
- 予選・決勝・表彰まで行うことで、子どもたちが目標を持って参加しやすくなること
- 同じブース内で複数のゲーム企画を行うことで、参加者が自分に合った関わり方を選びやすくなること
運営面での気づき
今回は、予選、決勝トーナメント、表彰までを含む大会形式で実施しました。
大会形式にすると、参加者の受付、順番の管理、ルール説明、スコア計算、決勝進出者の確認、表彰準備など、運営側で見るべき点が多くなります。
特に、当日発表の課題曲リストを使い、参加者が曲と難易度を選ぶ形式にしたことで、子どもたちが自分に合った形で挑戦しやすくなりました。
一方で、スコア計算やランキング管理には正確さが必要になるため、運営側の役割分担や記録方法をあらかじめ整理しておくことが大事だと感じました。
また、音楽ゲームでは画面や音の遅延がプレイ感に影響します。参加者が操作する画面と、観戦者が見る画面をどう分けるかは、今後同じような大会を行う場合にも重要な確認点になります。
同じブース内で複数の企画を行う場合は、参加者の動線や待機場所、説明役の分担も必要になります。ゲームを遊ぶ人、見ている人、レクチャーを受ける人が混在しても落ち着いて過ごせるよう、会場内の配置や声かけを工夫する必要があります。
関係団体との連携について
今回のeスポーツ大会は、八街IT・eスポーツ推進プロジェクトが主催企画として実施し、一般社団法人子どものみらい開墾社(ナッツアップ?運営)、あれよめチャンネル、千葉市eスポーツ協会など、複数の関係者に協力いただきながら運営しました。
地域イベントの中でゲームやeスポーツを扱う場合、楽しい企画にするだけでなく、許諾、機材、安全管理、参加者対応、広報の扱いなど、事前に確認すべきことがあります。
今回は、大会運営、ゲーム体験、トレーディングカードゲームのレクチャー会・実況会など、複数の内容が同じ場に集まる形になりました。
それぞれの得意分野を持つ関係者が協力することで、子どもたちにとって参加しやすく、見ている人にも分かりやすい場を作ることにつながりました。
今回の経験は、現在のPinaDigiが地域の中でゲーム・IT・デジタル体験を扱っていくうえでも、大事な土台になっています。
写真掲載について
この記事に掲載する写真は、参加者の個人情報や顔が分かる写り方に配慮し、必要な範囲で加工しています。
未成年の参加もあるため、個人が特定される情報が出ないよう注意しながら、会場全体の雰囲気や活動の様子が伝わる写真を使用しています。
今後について
今回の「子どもの居場所フェスタ in いちはら杯」では、地域イベントの中でも、準備と運営体制を整えれば、子どもたちが参加できるeスポーツ大会を実施できることが確認できました。
ゲームやeスポーツは、競技としてだけでなく、子どもや若者が地域の人と関わる入口にもなります。
また、同じブース内で行われたトレーディングカードゲームのレクチャー会・実況会のように、遊ぶ、教わる、見る、話を聞くといった複数の参加方法を用意することで、より多くの子どもや地域の方が関わりやすくなります。
この経験もふまえ、現在のPinaDigi(ぴなでじ)では、ゲームやIT・デジタル体験をきっかけに、子ども・若者・地域の方が無理なく参加できる場づくりを進めています。

